
ブラジル南部の小さな村に住む“名前のない”少年は遠い街で行われるボブ・ディランのコンサートに想いを馳せていた。そんな時、彼が出会ったのは、恋人との 心中に失敗し村に戻ってきた青年ジュリアンとインターネットの世界で生き続け る“脚のない”少女、現実世界と仮想世界の境界線が曖昧になるほどに惹きこまれ ていく恋、そして深い葛藤。ぼくときみと彼、不思議な三角関係が始まった。
ブラジルの新星エズミール・フィーリョが贈る、透明で切ない青春ラブ・ストーリー
リリカルで繊細な映像美で揺れ動く思春期の心情を綴った秀作!!
ロカルノ国際映画祭をはじめ、世界の映画祭で話題となったブラジル映画界の新 星、エズミール・フィーリョ監督が描く青春ラブストーリー。思春期特有の不確 かで揺れ動く感情を胸に抱えながら、痛みを知り、少しずつ大人へと近づいていく少年少女のどうしようもなく切ない恋物語が、リリカルで繊細な映像とボブ ディランの名曲“ミスター・タンブリンマン”をはじめとする美しいメロディーとともに綴られる。
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骨董屋を営むロウレンソは、金に困って店に来る客の品を二束三文に買い叩き、屈辱を味わわせることに無上の楽しみを見出していた。
だがある日、ランチをとる店のウェイトレスの美しく豊かな完璧な尻に魅了されてから、彼の人生は数奇な道をたどり始める。
ブラジルの映画界を代表する俳優セルトン・メロが主演した映画『尻に憑かれた男(原題:O Cheiro do Ralo)』。2008年のブラジル映画祭で『下水って、匂う。』のタイトルで初上映され、その頓狂な顛末で話題をさらった異色の作品。当初予算の145万ドルが集まらず、監督や主演のセルトン・メロらがポケットマネーを出しあい、わずか19万ドルで制作。各国の映画祭で絶賛され、11の賞を獲得するという快挙を成し遂げた。
主人公を釘付けにする「尻」を持つウェイトレスをパウラ・ブラウンが好演。他にもハリウッドでの活躍する女優アリス・ブラガや原作者のロウレンソ・ムタレリらが友情出演している。
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ブラジルの歌姫マリーザ・モンチが、1940年代から50年代に作られ今まで録音されたことがないサンバを後世に残そうとヴェーリャ・グアルダの名曲を集め発表したアルバム『Tudo Azul』。マリーザ自身がポルテーラのヴェーリャ・グアルダを訪ねサンバの歴史を紐解いていく。ヴェーリャ・グアルダとはサンバチームを長年支えた大御所、年長者たちのこと。サンバがいかに世代を超えて受け継がれていくのかが伝わる、音楽ファン必見のドキュメンタリー。
絢爛豪華な衣装と山車のイメージが強いサンバの奥に秘められた人間の恋模様を歌う歌詞、そして生活に密着した音楽。マリーザ・モンチの美しく柔らかな歌声、サンバを作る夫を支え続けた妻や家族の愛情が見るものの心にさわやかな後味を残す。
本作はサンバを録音していく習慣のなかった40年代の名曲を集めようとマリーザ自身がプロデュースしたアルバム『Tudo Azul』の制作風景を撮影したもので、撮影開始は1998年。マリーザ・モンチはおよそ100曲のサンバを集め、その模様を収めた映像は合計200時間にものぼる。その映像を8ヶ月かけて編集し88分という中身の凝縮した本作に仕上げた。2008年のカンヌ映画祭の公式出品作品でもある。
ポルテーラはリオデジャネイロのカーニヴァルを彩る多くのエスコーラ(サンバチーム)の中で最多優勝回数を誇る名門。昨年は創立は1923年で、チームカラーは青と白。最近はタイトルから遠ざかっているものの、2008年には一般審査員による投票では優勝。2009年には優勝したベイジャ・フロールにわずか1点差の3位と、かつての栄光を取り戻しつつある。本作の主役ともいえる、マリーザ・モンチは父親がこのポルテーラの役員だったこともあり、ヴェーリャ・グアルダやパストーラ(女性コーラス)たちと親交が深く、彼女自身のアルバムコーラスにパストーラたちを招いたこともある。マリーザ・モンチの他に、パウリーニョ・ダ・ヴィオラとゼカ・パゴジーニョというポルテーラを愛する2人の巨匠のインタビューも見逃せない。
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没後30年を迎える今日もなお圧倒的な人気を誇るサンバ界のレジェンド、カルトーラ。しかし彼の人生は栄光ばかりではなかった。大工として働いていた日々、マンゲイラ誕生秘話から音楽の表舞台から去ったカルトーラの苦悩、周りの人々の愛に支えられての復活劇を濃密かつ繊細に描き出す。
カルトーラ本人の歌声、心に染み入る歌詞と優美な旋律にのせて、サンバ創成期のエピソードやカルトーラの人柄を彼を慕う多くのミュージシャンや文化人が語る。本作はブラジル映画祭で公開されるやいなや作品のDVD化をのぞむ声が多数よせられた至高のドキュメンタリー。
『カルトーラ~サンビスタの物語』はリオデジャネイロ生まれのサンバの巨匠、アンジェノール・デ・オリヴェイラ(1908‐1980)の生涯を描いた作品。カルトーラの名前で知られる彼は、1928年に創立されたエスコーラ・デ・サンバ「エスタサォン・プリメイラ・デ・マンゲイラ」の創立者の一人で、生涯にわたり500曲以上の楽曲を書いた。その中にはベッチ・カルヴァーリョの歌で有名な『日は昇る』『人生は風車』『沈黙のバラ』などがある。
リオデジャネイロの町の発展や昔のカーニバル、さまざまな政治的事件など、古い映像からスクリーン上に再構築されるカルトーラが生きた時代。
それを見ることができるのも本作のもう一つの魅力である。マンゲイラ誕生秘話や貴重な映像と証言はブラジル音楽ファン必見。
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52年前、カーニバルのとある日、ドドゥとオズマールという二人のミュージシャンが古い型のフォードに上って、道を走り過ぎながら音楽を演奏してみることにした。 それこそがトリオ・エレトリコ誕生の瞬間だった。
その日から、トリオ・エレトリコはどんどん進化していった。当時エリートだけが楽しめたカーニバルに大きな変革をもたらし、一般庶民に旋風をもたらした。 年を経るごとに混ざり合って、MPB(ブラジリアン・ポップス)に新ジャンルのミュージシャン達を登場させ、ブラジルの独創性に基づいた巨大産業を誕生させた。トリオ・エレトリコは、多くの人々の人生に影響を与え、今もなお変化し続けている。
ブラジルのカーニバルではお馴染みの音響装置付きの大型トラック、トリオ・エレトリコの歴史を振り返る音楽ドキュメンタリー。
別名「人寄せ音楽機」や「踊る拡声器車」呼ばれ、さらに「巡回カーニバル舞台」などとも呼ばれるトリオ・エレトリコの歴史を、当時の貴重なライブ映像とともに綴る。
ドドゥ、オズマール、アルマジーニョ、ドリヴァル・カイーミ、モライス・モレイラ、ダニエラ・メルクリ、カルリーニョス・ブラウンらが証言を寄せる他、ジルベルト・ジル、カエターノ・ヴェローゾらブラジルを代表する大御所ミュージシャンの歌声が見るものの胸に力強く迫ってくる。
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